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脚本 第6話「先生が離れて行く」
このコーナーではスチュワーデス物語の名場面を脚本形式で再現します。

エックス・アン・プロヴァンスへ行く村沢と真理子

29
パリ・ホテル日航・松本千秋の部屋
ドアを開けて部屋に入る千秋
バッグのチャックを開きバッグを逆さまにしてベッドの上に中身を出す千秋
鏡を見ながら赤い服に着替える千秋
30
同・入口
小走りにホテルから出てくる千秋
後を追いかけてくるホテル従業員
振り向く千秋
ホテル従業員
「Mademoiselle Matsumoto! ...Mademoiselle! Il y a un message pour vous.」
千秋にメモを渡すホテル従業員
村沢浩
「(OFF)真理子と出会った。エクッス・アン・プロバンスの街へ行く。必ず戻るから待っていてくれ」
松本千秋
「真理子さんと」
座り込む千秋
31
エックス・アン・プロヴァンス
エックス・アン・プロヴァンスの町が映る
字幕・南フランス エックス・アン・プロヴァンス
32
同・ドゴール広場近く
道路を行く車が映る
33
同・アルベルタ広場
村沢、新藤真理子が乗った車がやってくる
車を止め助手席のドアを開ける村沢
車から出る真理子、村沢
ドアを閉める村沢
小走りで噴水に向かう真理子
新藤真理子
「とうとうまた着たわね、あたしたちが6年前知り合ったこの広場に。あの頃あなたはパリのソルボンヌ大学に留学していて、あたしはコンセルバトワールに通っていたわ。あたしのピアノは教授たちからも誉められたし、色々なコンクールに入賞して、天才少女だって言われたわ。だから年に1回ここで開かれる野外音楽祭にも招かれたのよ」
村沢浩
「俺も君の評判を聞いてパリから聞きに来たんだ」
新藤真理子
「あの時弾いた曲が、ショパンの木枯らし」
噴水の脇にしゃがんで”木枯らしを”弾く真理子
新藤真理子
「この広場が音楽祭の聴衆でぎっしり埋まったわ。その中で私はピアノを弾きまくった。ただ夢中でわれを忘れて」
村沢浩
「確かに素晴らしかったよ。あのときの君のピアノは」
新藤真理子
「弾き終わったらすごい拍手。世界中から集まった人たちが一人残らず拍手してくれたわ。その拍手がこの広場に鳴り響いて、あたしとうとう世界的なピアニストの一人になった。そう思ったの」
34
同・広場
市庁舎の時計塔が映りが鳴る
35
同・オープンカフェが並ぶ広場
村沢浩
「あの頃の俺たち、ここの学生たちのようにやたら明るくめちゃくちゃにはじけていたな」
新藤真理子
「うふっ、あなたあたしに言ったわ。”僕ピアニストが好きです。是非付き合ってください”って、うふっ、あんまりやぼったいアタックだったからかえってあたしあなたが気に入ってしまって。うっ」
36
同・石畳の道
歩く村沢と真理子
すれ違った若い女のグループに千秋の姿を重ねてしまう村沢
それに敏感に気づいてわざとよろめき村沢に抱きつく真理子
新藤真理子
「あっ。ふっ、ふっ。この街ハイヒールには向かないわね。古い石畳ばかりで、昔もよろめいてあなたに抱きついちゃった。覚えてる?」
村沢浩
「いや、忘れたね」
村沢をにらみつける真理子
37
パリ・街中
村沢の残したメモを握り締め街をさまよう千秋
松本千秋
「(OFF)どうしよう?教官は真理子さんと、どうしよう?」

(2005/12/28改)
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