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脚本 第6話「先生が離れて行く」
このコーナーではスチュワーデス物語の名場面を脚本形式で再現します。

柿野訓練課長に諭される478期訓練生

38
羽田・日本航空乗員訓練センター近く
訓練センターの屋上の鶴丸印が映る
39
羽田・ろばた焼き食事処つかさ・入口
ろばた焼き食事処つかさの看板が映る
40
同・店内
まそうにビールを飲み干す柿野訓練課長
柿野訓練課長
「あーっ」
店に入ってくる木下さやか、石田信子、中島友子、池田兼子、落合克美
柿野訓練課長
「うっ、あっ、何だ何だ、お前たち、訓練生のくせにこんないっぱい飲み屋来て」
石田信子
「課長にお話したいことがあります」
木下さやか
「課長」
柿野訓練課長
「うん?」
木下さやか
「私たち訓練生は、このとおり見事に成熟した女性ですもん」
と自身の身体を触る
木下さやか
「千秋みたいに恋をしたって当然じゃありませんか?」
うなずく信子
木下さやか
「それまで口を突っ込んで邪魔するなんて、こりゃあもう、ドングリコロコロ、課長はオジンのワカランコちゃんです」
石田信子
「その通りです。恋愛って女性にとっても大事な生きがいなんです。それを止められたらもう絶望。かえって訓練や勉強に身が入りません」
爪楊枝で口を掃除する柿野
中島友子
「あたし、千秋がうらやましくって。村沢教官をパリまで追っかけるなんて、ロマンチックで素晴らしいわ」
柿野訓練課長
「うーるさいっ、静かにしろ!」
とテーブルをたたく
柿野訓練課長
「いいか。俺は訓練課長だ。つまり訓練生、スチュワーデスの卵全員の父親だ。お前らはなぁ、みんな俺の可愛い娘っこたちよ。その可愛い娘っこの一人、松本千秋が不幸にならんとしている。放っておけるか親父として」
木下さやか
「千秋が不幸にって、どうしてですか?」
柿野訓練課長
「よく聞け、村沢には婚約者、れっきとした婚約者がいるんだ。そんな男にのぼせ上がっているのを、ああ結構ですと笑ってられるか?」
池田兼子
「そりゃそうや」
落合克美
「うーん」
木下さやか
「何よー。婚約者の一人や二人居たってそんなもんぶっ飛ばすのが恋愛です」
柿野訓練課長
「うーるさい。村沢はなぁ、きっとそのその婚約者と結婚する。すると泣くのは誰だ?松本千秋だ。俺の娘だ。自分の娘がそんな不幸になるのを放っとくわけにはいかんのだ。松本の首根っこひっつかまえても村沢から引き離したい。それが親父の気持ちだ。分かるかこの気持ちが。娘の幸せを願う親父の気持ちがわかるか?」
石田信子
「それはよくわかりますけど」
柿野訓練課長
「わかりゃいいよ、わかりゃあ。分からない奴がいたら俺は許さねぇ」
とテーブルをたたき立ち上がる
びっくりする友子
柿野訓練課長
「ぶっとばしてやる。わかったのかわかんないのかはっきり返事しろ!」
立ち上がるさやか
柿野訓練課長
「俺のこのものすごいパンチを食らってみろ!一発でノックアウトだ」
木下さやか
「負けたぁ。すごい迫力。圧倒されました」
と頭を下げる
柿野の腕に抱きつく友子
中島友子
「いっかすぅ」
柿野訓練課長
「うん?」
中島友子
「うちのパパよりずっとパパらしぃわぁ」
柿野訓練課長
「わぁ、よしよし、分かった、分かった。分かった。分かれば、分かればいいよ。分かれば。ふぅ」

(2005/12/28改)
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