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脚本 第21話「恋のゆくえ!!」
このコーナーではスチュワーデス物語の名場面を脚本形式で再現します.

他の訓練生は成田に引越

1
くれない寮・外の階段
荷物を運び出している訓練生
足がもつれる中島友子
中島友子
「あっ−あっ。」
訓練生1
「いよいよ成田の寮に引越か」
訓練生2
「ねぁ、成田のスチュワーデスの寮ってすっごくデラックスなんだってよ!」
中島友子
「あー重い、友子つぶれちゃうよーあー」
と荷物をトラックに積み込む
訓練生3
「気をつけて!」
2
同・松本千秋の部屋の前
松本千秋の札だけがかかっている
訓練生4
「ね、忘れ物ないわね?」
訓練生5
「OK」
3
同・松本千秋の部屋
木下さやかと池田兼子が引越しの準備をしている
千秋も布団袋を片付けている
木下さやか
「千秋、いいんだよ。引越の手伝いなんかしなくたって。こんな荷物ぐらいね、あたしたちの手で簡単に運び出せるんだからさっ!」
松本千秋
「いいえ、私もお手伝いします。だって、私、4ヶ月前この寮に入ってからずっとさやかさんや兼子さんたちに面倒ばっかりかけてきたんですもの。最後に引越の手伝いくらいしなくちゃバチがあたります。この布団袋私がトラックに運びます」
木下さやか
「いいの、いいんだってば!」
布団袋を運び出す千秋
松本千秋
「よ−いしょ、あっ」
布団袋重さに転ぶ千秋
木下さやか
「千秋、大丈夫?」
松本千秋
「大丈夫です」
トレーナーを脱ぎ赤いHIROSHI’S 478のシャツになる千秋
松本千秋
「いよいっしょ」
4
同・外の階段
布団袋を抱え階段を下りる千秋
訓練生6
「トラック出ちゃうよ!」
訓練生7
「成田の寮までどれくらいかかるのかな?」
松本千秋
「この布団袋お願いいたします」
とトラックに積み込む
池田兼子
「これもお願いします」
木下さやか
「お願いします」
木下さやか
「千秋、みんなであんたに話したいことがあるんだ。部屋に戻ろう!」
池田兼子
「さ、いこいこ」
と千秋の肩を持つ
木下さやか
「はい」
池田兼子
「ほら、千秋、部屋に行くで」
木下さやか
「さっ」
5
同・千秋の部屋の中
木下さやか
「千秋、わたしたちはみんな、訓練センターの総合最終試験に合格して、これから新東京国際空港、成田の寮に引越すんだけどさ」
石田信子
「千秋さんだけが試験に落ちて、この寮に残ることになったでしょ。あたし残念でたまらないの。村沢教官の478期は全員そろって成田の国際客室乗員部に移って、一緒に本物のジャンボの中で機上訓練を受けたいのよ」
池田兼子
「そーやん、千秋。あんた一人この羽田の寮に残しておくわけにはいかへん。いびられ役の千秋がおらへんかってみ、おもろないもん。何としても再試験にパスして成田の寮に来てもらわんとな!」
中島友子
「千秋、一人じゃさみしいでしょ。つらいでしょ。早くあたしたちと一緒に成田の寮で暮らしましょうよ」
松本千秋
「私もいつもみなさんと一緒にいたいんです。私、ドジでノロマなカメですけど、利口なウサギのみなさんのそばにいたら少しでも早く1人前のスチュワーデスになれると思うんですけど」
木下さやか
「千秋、あんた再試験に合格して、成田に来る自信があるの?」
松本千秋
「それは、その、あの…」
木下さやか
「うん、そんなにガタガタしてたら、また再試験に落っこちるよ。自分に自信を持たなくっちゃ、自分に自信を!」
松本千秋
「どうしたら、自分に自信が持てるんですか?」
木下さやか
「そんなこと簡単よ。女はね、自分の好きな男性をキャッチするとめちゃんこ自信が湧いてくるんだから!」
松本千秋
「自分の好きな男性?」
木下さやか
「あんたの好きな男性は村沢教官に決まってるじゃないの。千秋ぃ、教官に猛然とアタックして自分のもんにしちゃったら?ガーンと自信つけるにはそれっきゃないよ!」
松本千秋
「私が教官にアタック?」
木下さやか
「今はさ、女性から男性にプロポーズする時代なんだ!千秋ぃ、本当に教官のことが好きだったら、ドーンと体当たりして思いっきりブチカマすの!」
松本千秋
「で、でも、教官には、ま、真理子さんっていう人が…」
池田兼子
「真理子さん?真理子さんは流産して村沢教官の子供はおれんようになってんねんで、子供さえおれへんかったら千秋は真理子さんと五分五分堂々と張りおうたらえ−やないの」
中島友子
「そーよ、教官は千秋を愛してるんだもん。千秋が胸の中に飛び込んだら、きっと喜んで抱きしめてくれるわよ」
松本千秋
「だけど、私なんかがアタックしたら、きっと教官怒って…」
木下さやか
「大丈夫、大丈夫!い−い、千秋。こうやってアタックすれば絶対成功間違いなし!」
と池田兼子を引っ張ってくる
木下さやか
「いい、千秋、よ−く見てんのよ」
兼子を教官役にして演技してみせるさやか
木下さやか
「教官、松本千秋はたった一人ぼっちになってしまって、とってもさびしいんです。心細いんです。寒くて寒くて凍え死にそうなんです。教官。教官の厚い大きな胸で、この小さな松本千秋を暖めてください」
池田兼子
「よっしゃ−。松本、俺はお前を力いっぱい抱きしめて思いっきり暖めたるで。はよう来い。俺の腕の中へ」
笑っている石田信子と友子
木下さやか
「うわー、もう、何で村沢教官が大阪弁使うの?あー、ぞくぞくしちゃった」
むすっとする兼子
木下さやか
「千秋。とにかく私の真似をしてアタックしたら、教官怒んない。絶対成功するよ!」
池田兼子
「そーやん、千秋。娘は度胸!一生一度の勝負をしてみんかいな」
木下さやか
「アタックアタック千秋!」
さやか&信子&友子&兼子
「アタックアタック千秋!アタックアタック千秋!アタックアタック千秋!アタックアタック千秋!アタックアタック千秋!アタックアタック千秋!アタックアタック千秋!」
とさやかと友子と兼子は千秋の周りを回りだす
松本千秋
「わかりました。松本千秋思い切って村沢教官にアタックします」
さやか&信子&友子
「うわ−」
池田兼子
「千秋、がんばーな、千秋」
木下さやか
「思いっきりブチカマすの」
松本千秋
「はい」

(2005/12/28改)
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