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脚本 第22話「さよなら!!」
このコーナーではスチュワーデス物語の名場面を脚本形式で再現します.

本当の気持ち

20
レストラン・TAVERNA TREVI
TAVERNA TREVIの看板が映る
21
同・レストラン内
HIROSHI'S 478のTシャツを着てしんみり食事をしている松本千秋、石田信子、木下さやか、池田兼子、中島友子
千秋の顔を覗き込むさやか
木下さやか
「千秋。明日、村沢教官と新藤真理子が結婚するんだ。本当はとっても辛いんだろ?めちゃくちゃに泣きたいんだろ?私たちには本心言ったらどうなの?えっ、千秋」
うなずく友子
松本千秋
「はい。実は、その、あの、泣いて泣いて泣きまくりたいです。だって、私にとって村沢教官は教官というよりも、あの、その…」
と半分泣きながら話し始める
千秋につられて、さやか、兼子、信子、友子も泣き出す
池田兼子
「恋人、恋人って言いたいんのやろ、千秋」
石田信子
「それも女にとって一番大事な初恋、初恋の人ね。村沢教官は」
松本千秋
「はい、そうなんです。その教官が真理子さんと結婚するのかと思うと。私、あの…」
中島友子
「胸がはりさけそうで、目の前が真っ暗んなって」
池田兼子
「もう、もうどうしてええか分からへん。ただ泣くしかない。そうやろ。千秋」
松本千秋
「はい。その通りです」
木下さやか
「じゃあ、思いっきり泣いたらいいじゃないの。こういう時はさ、恥も外聞もなく、わーわー大声で泣いて涙がみーんなかれ果てちまったら何とか立ち直れるもんよ」
うなずく友子
池田兼子
「あたしらがいたかて、恥ずかしがることあらへん。みんな友達やないの、千秋。遠慮せんと、わんわん泣いたらえねえん」
うなずくさやか
中島友子
「一人で泣くのが恥ずかしかったら、千秋、あたしも一緒に泣く」
木下さやか
「そうね。私たちには千秋の辛い気持ち、よーく分かるんだもの。みんな、一緒に泣こう。いいかい?千秋。泣くよ」
石田信子
「千秋さん。泣きましょ」
一斉に泣き出すさやか、兼子、信子、友子
松本千秋
「待ってください。待って!」
と制止しようとする千秋
松本千秋
「あたし、泣きません。泣きません。絶対に泣かないつもりです」
木下さやか
「どうしてー?」
池田兼子
「なんでや?千秋」
松本千秋
「私はもう何もかも忘れて、ただ、ただ、機上訓練にうち込まなければいけないんです。私が訓練に合格してスチュワーデスになったら、村沢教官、どんなに喜んで下さるか。教官のために泣いているわけにはいかないんです」
木下さやか
「よーし、そんなら、みんなであんたを励ましてやるよ。いいかい?肩を組んで思いっきり歌おうじゃないの。スチュワーデス訓練生の歌を!」
石田信子
「歌を」
池田兼子
「歌を」
中島友子
「歌を」
全員で肩を組んで歌い出す
478期訓練生
「思い込んだら 試練の道を 行くが女のど根性…」
22
同・外
千秋たちの歌うのを部屋の外で聞く村沢教官
478期訓練生
「(OFF)真っ赤に燃える鶴丸印…」 
23
同・レストラン内
478期訓練生
「世界の翼を掴むまで 血の汗流せ 涙をふくな ゆけゆけS訓練生 どんとゆけ」
歌い終わり号泣する478期訓練生
24
同・外
部屋の外で聞いていた村沢は難しい表情になる

(2005/12/28改)
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