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このコーナーではスチュワーデス物語について考察した深読みを紹介します. Version as of 2010/03/20 |
「深読みコラム」は,管理人の主観や憶測を含む記事です.
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新藤真理子の基礎プロフィール(深読みではなくドラマにおける事実)
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新藤真理子の基本的な情報は以下の通り.
昭和32年5月3日に新藤商事(新藤物産)の社長新藤久之の一人娘(長女)として生まれる.3歳の頃よりピアノを習い始め,コンセルバトワール(パリ国立音楽院)に留学してその腕はますます磨かれ「天才少女」と称された.
そして世界的なピアニストと認められフランス・エックス・アン・プロヴァンスのアルベルタ広場で行われる野外音楽祭に招待される.このとき弾いた曲はショパンの「木枯らし」.
彼女のピアノの評判を聞いて野外音楽祭をパリから聴きに来た,当時,ソルボンヌ大学に留学中の村沢浩と出会い,二人は付き合い始める.なお,村沢の父・章一は新藤商事の総務部の課長である.
村沢と付き合うようになってからも真理子は毎日毎晩ピアノを弾きまくっていた.そしてついにオーストリア・ウィーンのコンクールでリストの「ハンガリアン狂詩曲」を弾いて優勝する.
村沢も真理子も底抜けに喜んでスイスのゲレンデでスキーを楽しむ.急斜面を猛スピードで滑走中,二人は衝突,真理子の鍛え抜かれた10本の指は村沢のスキーのエッジでめちゃくちゃに砕かれてしまった.
しかも,手当てが遅れて化膿したため,彼女の両手は手首から切断されてしまった.そして,10本の義手の指はピアノを弾くどころか動きもせず,新藤真理子のピアニストとしての命は,たった19歳の若さで終わってしまった.
誇り高い彼女は,指を失った事を隠したままピアニストを引退した.責任を感じた村沢は彼女に結婚を申し込むが,当時村沢は21歳,真理子は19歳,真理子は結婚をもう少し延ばして欲しいと言う.
しかし,彼女は村沢の愛を疑い,「ただの,同情や哀れみだけの結婚」と決め付け,二人の関係は荒れて,とうとう村沢は真理子を愛せなくなってしまう.
続き
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(2008/05/15改) |